全米オープン1回戦
錦織 圭(4) vs. B・ペール
【第1セット】4-6
【第2セット】6-3
【第3セット】6-4
【第4セット】6-7(6-8)
【第5セット】4-6
テニスの四大大会の最終戦、全米オープンは31日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・
ナショナル・テニスセンターで開幕。男子シングルス1回戦で世界ランキング4位で第4シードの
錦織圭(25=日清食品)は世界41位のブノワ・ペア(26=フランス)に
4―6、6―3、6―4、6―7、4―6
で敗れ、日本選手初となる四大大会制覇の夢は初戦で散った。
過去2戦2勝のペアとの対戦。錦織は第1セット序盤、プレーに硬さが目立ち、第3ゲームでサ
ービスブレークを許し、続く第4ゲームはブレークのチャンスを逃すと、このセットを4―6で失
った。
第2セットは3―2で迎えた第6ゲームでペアのサービスゲームをブレークして勢いに乗り、続
く第7ゲームをラブゲームでキープ。第9ゲームもキープして、このセットを6―3で奪い返す
と、続く第3セットも第7ゲームをブレークして6―4。
第4セットは互いにサービスゲームをキープ。錦織はタイブレークでマッチポイントを握りなが
らもこのセットを落とし、ファイナルセットは第5ゲームでブレークを許し、そのまま押し切られ
た。
昨年準優勝した大会の初戦。錦織は「サーブが良くて、バックハンドはトップ5くらいの実力が
ある」と警戒していた相手に3時間14分の激闘の末に痛恨の敗戦となった。
テニスの全米オープンのテレビ解説者としてニューヨークを訪れていたスポーツキャスター・松
岡修造氏は錦織の初戦敗退にショックを隠せなかった。
31日の公式ブログでは
「今回、圭のおかげでWOWOWさんの解説者としてニューヨークを訪れることができた。夏休み
を兼ねて予選から一週間ニューヨークにいるが、会場フラッシングメドウは暑い! 熱い! あつ
い! 僕のテンションもマックス状態。テニス解説準備万端です」
と錦織の初戦が待ち遠しい様子でつづっていた。
だが、初戦で錦織は第1セット序盤からプレーに硬さが目立ち、最後まで本来のプレーができ
ず。ターニングポイントとなりうる場面では松岡氏が錦織を鼓舞するように解説を続けたが、思い
は届かず。
試合後、松岡氏は中継の最後に
「言ってはいけないことを言ってしまいます。日本に帰りたい」
と力なく話していた。
引用